1946年(昭和21年) | |||
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日本 | 天皇人間宣言、財閥解体、東京裁判開廷、共産党が平和革命方式採択、雑誌『世界』創刊、日本国憲法公布、商工会議所設立 | ||
世界 | ビキニ環礁原爆実験、仏軍カンボジア政府を倒す、仏がベトナム軍を攻撃、ライル『心の概念』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
田辺元 | 『懺悔道としての哲学』(岩波書店) | ||
田辺元 | 『政治哲学の急務』(筑摩書房) | ||
池上謙三 | 『知識哲学原理』(岩波書店) | ||
武谷三男 | 『弁証法の諸問題』(理学社) | ||
北森嘉蔵 | 『神の痛みの神学』(新教出版社) | ||
三木清 | 『構想力の論理(第二)』(岩波書店) | ||
山崎正一 | 『認識批判』(理想社) | ||
丸山真男 | 「超国家主義の論理と心理」(『世界』) | ||
1947年(昭和22年) | |||
日本 | 6・3制、教育基本法、日本国憲法発布、ラジオ放送「鐘の鳴る丘」 | ||
世界 | オランダがインドネシアを攻撃、インド・パキスタンが分離、国連がパレスチナ分割決議、ヤスパース『真理について』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
田中美知太郎 | 『ロゴスとイデア』(岩波書店) | ||
三宅剛一 | 『数理哲学思想史』(弘文堂) | ||
高桑純夫 | 『中世精神史序説』(みすず書房) | ||
澤瀉久敬 | 『仏蘭西哲学研究』(創元社) | ||
高坂正顕 | 『西田幾多朗先生の生涯と思想』(弘文堂) | ||
田辺元 | 『実存と愛と実践』(筑摩書房) | ||
山内得立 | 『ギリシャの哲学』(弘文堂) | ||
1948年(昭和23年) | |||
日本 | 太宰治心中、美空ひばりデビュー、小学校5段階評価採用、自由国民社『現代用語の基礎知識』 | ||
世界 | ハイデッガー『技術論』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
西谷啓治 | 『神と絶対無』(弘文堂) | ||
中村元 | 『東洋人の思惟方法』(みすず書房) | ||
田辺元 | 『キリスト教の弁証』(筑摩書房) | ||
下村寅太朗 | 『科学以前』(弘文堂) | ||
高山岩男 | 『哲学と哲学的実存』(弘文堂) | ||
武市健人 | 『ヘーゲル論理学の世界』(福村書店) | ||
1949年(昭和24年) | |||
日本 | 映画「青い山脈」大ヒット、湯川秀樹にノーベル物理学賞 | ||
世界 | ヴィトゲンシュタイン『哲学研究』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
西谷啓治 | 『ニヒリズム』(弘文堂) | ||
田辺元 | 『哲学入門』(筑摩書房) | ||
高坂正顕 | 『西田哲学と田辺哲学』(黎明書房) | ||
高坂正顕 | 『キエルケゴールからサルトルへ』(弘文堂) | ||
和辻哲郎 | 『倫理学(下)』(岩波書店) | ||
天野貞佑 | 『カント』(山根書店) | ||
三島由紀夫 | 『仮面の告白』 | ||
日本戦没学生手記編纂委員会 | 『きけわだつみのこえ』 | ||
1950年(昭和25年) | |||
日本 | 朝鮮戦争勃発、警察予備隊(自衛隊の前身)設置 | ||
世界 | ピアジェ『発生的認識論序説』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
西谷啓治 | 『アリストテレス論攷』(弘文堂) | ||
三宅剛一 | 『ハイデッガーの哲学』(弘文堂) | ||
中村元 | 『初期ヴェーダンタ哲学』(岩波書店) | ||
田中吉六 | 『主体的唯物論への途』(労働文化社) | ||
森有正 | 『デカルト研究』(東大協組出版部) | ||
和辻哲郎 | 『鎖国』(筑摩書房) | ||
1951年(昭和26年) | |||
日本 | 対日講和条約調印、日米安保条約調印、手塚治「鉄腕アトム」 | ||
世界 | アーレント『全体主義の起原』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
三枝博音 | 『技術の哲学』(岩波書店) | ||
野田又夫 | 『デカルトとその時代』(弘文堂) | ||
岩崎武雄 | 『カントとドイツ観念論』(有斐閣) | ||
藤井義夫 | 『アリストテレスの倫理学』(岩波書店) | ||
高山岩男 | 『場所的論理と呼応の論理』 | ||
桑原武夫(編) | 『ルソー研究』(岩波書店) | ||
1952年(昭和27年) | |||
日本 | GHQ廃止、血のメーデー事件、李承晩ライン宣言、ラジオ放送「君の名は」 | ||
世界 | ペレルマン『弁舌と哲学』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
田中美知太郎 | 『善と必然の間に』(岩波書店) | ||
和辻哲郎 | 『日本倫理思想史』 | ||
務台理作 | 『西田哲学』(弘文堂) | ||
舟橋一哉 | 『原始仏教思想の研究』(法蔵館) | ||
1953年(昭和28年) | |||
日本 | NHKテレビ本放送開始、水俣病患者第一号発病、ソ連水爆実験 | ||
世界 | クワイン『論理的観点から』、ラカン『セミネール』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
山本信 | 『ライプニッツ哲学研究』(東大出版会) | ||
山内得立 | 『実存と所有』(岩波書店) | ||
金子武蔵 | 『実存理性の哲学』(弘文堂) | ||
高橋里見 | 『時間論』(協同出版社) | ||
1954年(昭和29年) | |||
日本 | 第5福竜丸乗組員被爆、自衛隊発足、黒沢明『七人の侍』、東宝映画『ゴジラ』 | ||
世界 | |||
作者 | 作品 | 注 | |
桑原武夫 | 『弁証法』(東大出版会) | ||
高峯一愚 | 『カント純粋理性批判入門』(論創社) | ||
1955年(昭和30年) | |||
日本 | 第一回原水爆禁止大会、岩波書店『広辞典』、力道山デビュー | ||
世界 | マルクーゼ『エロス的文明』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
永井博 | 『近代科学哲学の形成』(創文社) | ||
城塚登 | 『社会主義思想の成立』(弘文堂) | ||
浅野順一 | 『イスラエル予言者の神学』(創文社) | ||
高坂正顕 | 『明治思想史』(洋々社) | ||
1956年(昭和31年) | |||
日本 | 日本の国連加盟、売春防止法公布 | ||
世界 | |||
作者 | 作品 | 注 | |
桂寿一 | 『スピノザの哲学』(東大出版会) | ||
信太正三 | 『ニイチェの研究』(創文社) | ||
大島康正 | 『実存倫理の歴史的境位』(創文社) | ||
久野収・鶴見俊輔 | 『現代日本の思想』(岩波書店) | ||
丸山真男 | 『現代政治の思想と行動』 | ||
1957年(昭和32年) | |||
日本 | 南極観測隊「昭和基地」、東海村原子力研究所、ソ連初の人工衛星 | ||
世界 | |||
作者 | 作品 | 注 | |
金子武蔵 | 『倫理学概論』(岩波書店) | ||
山崎正一 | 『カントの哲学』(東大出版会) | ||
九鬼周造 | 『現代フランス哲学講座』(岩波書店) | ||
1958年(昭和33年) | |||
日本 | 米国初の人工衛星、インスタント・ラーメン発売 | ||
世界 | ポランニー『個人的知識』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
岸本英夫 | 『宗教神秘主義』(大明堂) | ||
桑原武夫 | 『カント』(勁草書房) | ||
1959年(昭和34年) | |||
日本 | 皇太子明仁親王結婚式、日産「ダットサン・ブルーバード」発売、伊勢湾台風 | ||
世界 | ポパー『科学的発見の論理』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
渡辺一夫 | 『フランス・ユマニスムの成立』(岩波書店) | ||
近藤洋逸 | 『デカルトの自然像』(岩波書店) | ||
南原繁 | 『フィヒテの政治哲学』(岩波書店) | ||
清水富雄 | 『ライプニッツ―科学の世界と自然中心の世界』(創文社) | ||
舟山信一 | 『明治哲学史研究』(ミネルヴァ書房) | ||
永井成男 | 『分析哲学』(弘文堂) | ||
清水幾太郎 | 『現代思想入門』(岩波書店) | ||
澤瀉久敬 | 『医学概論』(誠信書房) | ||
1960年(昭和35年) | |||
日本 | 安保条約反対デモで死者、自民党「新安保条約」を単独可決、三池争議で流血、和辻哲郎没 | ||
世界 | ガダマー『真理と方法』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
長沢信寿 | 『アウグスティーヌス哲学の研究』(創文社) | ||
中村元 | 『比較思想論』(岩波書店) | ||
1961年(昭和36年) | |||
日本 | 右翼少年が浅沼社会党委員長を刺殺、「所得倍増」10年計画、大鵬・柏戸横綱昇進 | ||
世界 | レヴィナス『全体性と無限』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
丸山真男 | 『日本の思想』(岩波書店) | ||
西谷啓治 | 『宗教とは何か』(創文社) | ||
武藤一雄 | 『神学と宗教哲学との間』(創文社) | ||
永井博 | 『数理の存在論的基礎』(創文社) | ||
樫山欽四郎 | 『ヘーゲル精神現象学の研究』(創文社) | ||
舟山信一 | 『ヘーゲル哲学の体系と方法』(未来社) | ||
岸本英夫 | 『宗教学』(大明堂) | ||
玉城庚四郎 | 『心把捉の展開』(山喜房仏書林) | ||
下村寅太郎 | 『レオナルド・ダ・ヴィンチ』(勁草書房) | ||
1962年(昭和37年) | |||
日本 | 堀江健一小型ヨットで太平洋横断、金田正一三振奪取世界記録、東京の人口が1千万人を越える | ||
世界 | オースティン『言語と行為』、クーン『科学革命の構造』、ハーバマス『公共性の構造転換』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
中井正一 | 『美と集団の論理』(中央公論社) | ||
関根正雄 | 『イスラエルにおける思想と言語』(岩波書店) | ||
渡辺二郎 | 『ハイデッガーの実存思想』(勁草書房) | ||
渡辺二郎 | 『ハイデッガーの存在思想』(勁草書房) | ||
浅野順一 | 『ヨブ記の研究』(創文社) | ||
1963年(昭和38年) | |||
日本 | 「上を向いて歩こう」がビル・ボード誌で第一位、鉄腕アトムのテレビ放送、ケネディ暗殺 | ||
世界 | アンリ『顕現の本質』 | ||
作者 | 作品 | 注 | |
市井三郎 | 『哲学的分析』 | ||
竹内芳郎 | 『実存的自由の冒険』(現代思潮社) | ||
上山春平 | 『弁証法の系譜』(未来社) | ||
舟山信一 | 『ヘーゲル哲学体系の生成と構造』(岩波書店) | ||
八木誠一 | 『新約思想の成立』(新教出版社) | ||
1964年(昭和39年) | |||
日本 | 日本IMF8条加盟国になる、名神高速道路開通、東海道新幹線開業、東京オリンピック開催 | ||
世界 | |||
作者 | 作品 | 注 | |
沢田允茂 | 『現代における哲学と論理』(岩波書店) | ||
高坂正顕 | 『西田幾多朗と和辻哲郎』(新潮社) | ||
杉原丈夫 | 『様相論理学研究』(山喜房仏書林) | ||
平井俊彦 | 『ロックにおける人間と社会』(ミネルヴァ書房) | ||
色川大吉 | 『明治精神史』(黄河書房) | ||
1965年(昭和40年) | |||
日本 | 日韓条約、B29沖縄からベトナム爆撃、戦後初の赤字国債、中央公論社『日本の歴史』 | ||
世界 | |||
作者 | 作品 | 注 | |
山本一郎 | 『コトバの哲学』(岩波書店) | ||
岩崎武雄 | 『カント「純理性批判」の研究』(勁草書房) | ||
矢島羊吉 | 『カントの自由の概念』(福村出版) | ||
中村雄二郎 | 『パスカルとその時代』(東大出版会) | ||
古在由重 | 『マルクス主義の思想と方法』(勁草書房) | ||
竹内芳郎 | 『サルトルとマルクス主義』(紀伊国屋書店) | ||
下村寅太郎 | 『西田幾多朗―人と思想』(東海大学出版会) | ||
上山春平 | 『日本の土着思想』(弘文堂) |