佐倉 哲 様、こんばんは。

その後少しずつ学ばせていただき、自分のHPにアップしたところで、 念のために佐倉さんのHPにうかがいましたら、一瞬差で、既に、 この間のわたしのメールと、そのお返事が載っておりました。 そこで、この応答も、重複もありますが、ちゃんと乗せることにしました。 あらためての議論もありますが、リンクを複雑にして、読み易くしましたので、 実際にご面倒でも、佐倉さんにわたしのHPまでご足労願って、 お読みいただくほうが早いと思いました。 まだ、これから積み上げていく過程の議論ですが、佐倉さんに ぶつけていくことで、いろいろな刺激を受けられてありがたく感謝です。

わたしのHPは、下にある通りですが、 直接、クローンのページ、

http://www21.freeweb.ne.jp/diary/junspoli/nyumon/clone01.htm
に来ていただいても、先日の佐倉さんへの返信のつもりで作った、
http://www21.freeweb.ne.jp/diary/junspoli/nyumon/clone04.htm
だけを見に来ていただいても、結構です。 お忙しいこととは存じますが、ご来場をお待ちしています。

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01年4月13日


佐倉 哲 様 こんばんは。

マーサ・C・ナスバウム、キャス・R・サンスタイン編の 『クローン、是か非か』、注文していて、きょう手に入りました。

さっそく読みます。また、読み終わってから、投稿するでしょう。 今後ともよろしく。とても勉強になります。 クローンの問題は、殊に日本で真剣に議論されるべき問題だと思いました。

佐倉さんが少し触れられた部落差別の問題については、 かなり複雑な部分もあるので、よろしければ、次の本をお読みください。 上杉聰著、『部落史がかわる』三一書房、1997年、1648円 同じく上杉著、『よみがえる部落史』社会思想社、2000年、1800円。

失礼いたしました。

この応答も、重複もありますが、ちゃんと乗せることにしました。 あらためての議論もありますが、リンクを複雑にして、読み易くしましたので、 実際にご面倒でも、佐倉さんにわたしのHPまでご足労願って、 お読みいただくほうが早いと思いました。

読ませていただきました。前回のお便りへのわたしの返答と、Junさんのホームページのご意見によって、お互いの論点がより明確になったと思います。

わたしの言いたいことはほとんどすべてしゃべってしまったので、人間クローンに関してわたしのもっとも憂慮することをもう一度まとめておきたいと思います。

人間クローンに反対する根拠が、本当は、個人的な宗教的信念や価値観にもとづいているにもかかわらず、それを一般的な「倫理問題」にすり替えて、明確な根拠もないのに、まるでそれが人道に反する行為であるごとき印象を人々に与えて、それに従わぬ者を罰する法律をつくり、他人にその宗教的価値観に強制しようとすること -- これがわたしがもっとも憂慮することです。