私は分類するならば無神論者と言われる類の一員です。信じることにより人間に何らかの利益をもたらしてくれる類の神は存在しないと思います。世間一般で言われる所の神の奇跡や恩寵の類は総て迷信、もしくは誤解、偶然の類であり、科学的・合理的な説明がつくと考えています(例えばルルドの泉、キリストの聖骸布の類はインチキ、もしくは偶然であることが証明されています。詳しくは「トンデモ超常現象99の真相」、洋泉社、97年発行を参照)。なぜ神が信じられないのかよくよく考えてみると、結局、信じることにより自分に嘘をつくことになるからだとの考えに至るわけです。何教でもいいのですが、だれも以下の3点に関して、納得できる説明をしてくれた人はいなかったのです。

1.世界になぜ何百万もの宗教団体(日本だけで18万もの宗教法人がある)があり、それぞれの教えが異なり、異教を信じる者は地獄に堕ちると叫んでいます。神が全能かつ唯一ならばなぜこのような事になるのか?

2.神の教えの世界はなぜ科学的事実と反するのか(例えば天地創造説と進化論)?

3.全能なる神はなぜこの世の不合理・不平等・悲惨・悪に対して沈黙を保っているのか。ローマ法王が祈ろうとも、今にも飢え死にしそうな我が子を抱えた母が祈ろうとも、髪の毛一本たりとも祈りでは自由にならないのはなぜか?

これらの点に関して納得さしてくれる人にも書物にも出会いませんでした。なぜか?すべての思いこみを捨てて、虚心に考えると結局、神は人間の創造の産物にすぎない事に気づいたのです。私にとって、神を信じると言う行為はこれらの矛盾に気が付かないふりをする、不誠実な態度なのです。そのことに気が付いて現在にいたっています。

ところで佐倉さんは信仰を捨てたとHPに書いていましたが、それは無神論に近い物なのでしょうか?それではなぜ人は神を信じるのでしょうか?また無神論の今後の展望はどうなるのか?それに関してはまた別の機会に述べることしまして、最後により一層のご活躍を祈念しまして、筆をおかせていただきます。

山本格太

(1)納得できる説明

だれも以下の3点に関して、納得できる説明をしてくれた人はいなかったのです。

わたしが世界中の宗教に代ってお答えします。(^^)

1.世界になぜ何百万もの宗教団体(日本だけで18万もの宗教法人がある)があり、それぞれの教えが異なり、異教を信じる者は地獄に堕ちると叫んでいます。神が全能かつ唯一ならばなぜこのような事になるのか?

それぞれ立場の人々のために神は異なった宗教をつくられたのです。すべての道は一つのゴールに続く道です。(^^)

2.神の教えの世界はなぜ科学的事実と反するのか(例えば天地創造説と進化論)?

科学が間違っているのです。科学がすべて正しいと思ってはいけません。科学がまだ神の教えに追いついていないだけです。(^^)

3.全能なる神はなぜこの世の不合理・不平等・悲惨・悪に対して沈黙を保っているのか。ローマ法王が祈ろうとも、今にも飢え死にしそうな我が子を抱えた母が祈ろうとも、髪の毛一本たりとも祈りでは自由にならないのはなぜか?

世界中の悪は、人間が神の教えに背いたために、人間が自分で作ったのです。決して神の意図したことではありません。しかし、愛なる神は、必ず、神からみてもっとも適切な時に、必要な処置をしてくださるのです。(^^)



(2)信仰を捨てた

佐倉さんは信仰を捨てたとHPに書いていましたが、それは無神論に近い物なのでしょうか?

信仰を捨てたというのは本当です。しかし、わたしは、「神はある」というのも根拠のない思い込み(信仰)であり、「神はない」というのも根拠のない思い込み(信仰)だと思っています。有神論も無神論も宗教であって、わたしはどちらの立場でもありません。人間の認識能力を超えた事柄については、肯定も否定もしないというのがわたしの立場です。わたしは、そのようなことがらについては、なにも知らないからです。知らない事柄については、沈黙するというのが、もっとも適切な姿勢だと思っています。