このページは来訪者のみなさんからの反論、賛同、批評、感想、質問などを載せています。わたしの応答もあります。
99年3月20日
はじめまして、河野(かわの)と申します。ホームページを見ての感想と国歌に関する質問です。
「和」の思想には非常に共感できるものがあり、日本の政治家にも、アメリカに追従(いいなり)するのではなく、このような思想的基盤が必要だと、強く感じました。
また、以前「ブッダのことば」(岩波文庫)や「人は何で生きるか」(トルストイ−角川文庫)を読んで、原始キリスト教やブッダに興味があったので、現代の宗教について、何か変だ?という思いが、はっきりと見えてきた感じです。
憲法に関しても、平和憲法なので替える必要がないのではと漠然とした思いしかなかったのですが、日本人のためになにが大切なのか、議論したうえで日本人が自分たちで納得できる憲法を作るべきという思いが強くなりました。
次に、「日の丸・君が代」問題についての質問ですが、 いま日本で小渕首相が日の丸・君が代の「法制化」検討を指示したり、県立世羅校の校長が自殺(職務命令は卒業式をほぼ一週間後に控えた二月二十三日に開かれた臨時県立学校長会議で、辰野裕一・県教育長から発令された。以降、ほとんどの高校で、校長と、「強制」に反対する教職員組合との話し合いが続いた末に、憔悴しきったものと思われます)したりと、大きくとりあげられています。
もっと真剣に議論されるべき事柄が、マスコミをはじめ何ら見解を出せずに、事実報道のみという状態です。佐倉さまはアメリカの事情も詳しいと思いますので、どのように感じるか?お聞かせ願えれば幸いです。私は、強制されて、「君が代」を歌うなんていうのは、まっぴらです。
99年3月28日
(1)日本人の憲法
日本人のためになにが大切なのか、議論したうえで日本人が自分たちで納得できる憲法を作るべきという思いが強くなりました。日本人は、おそかれはやかれ、かならず日本人自身の憲法を作るでしょう。しかし、どうせなら、わたしたちの子孫にやってもらうよりは、わたしたち自身の手で作りたいものです。
わたしたちの憲法は、「天」あるいは「神」のような超越的な存在が絶対的命令としてわたしたちに与えるものではなく、また、国内外の特定の権力者や覇権国家が、「神聖」あるいは「普遍」などという美名の下にわたしたちに服従を強いる命令でもなく、わたしたち自身が、わたしたちの自由意志によって、わたしたちの内発的要求に従って、わたしたちの住む日本国家という共同体をどのように運営したいかを表明するものであり、その憲法は、その基本的な方針と原則に関して、わたしたち日本人が自発的に相互に誓う自由の契約です。
(2)日の丸・君が代
この問題については、別に、「日の丸と君が代」題してまとめました。そちらをごらんください。
おたより、ありがとうございました。